『そして誰もいなくなった・第2話』結末が最も気になる今季一番のドラマ

そして誰もいなくなった第2話のネタバレ感想

藤原竜也さんのドラマ『そして、誰もいなくなった』もうホントに最高ですね!
今シーズンで一番大好きです。

原作があってのドラマ化とかよりも、やっぱりこういうオリジナル脚本が面白いです。

脚本家の秦建日子さんは、小説家でもあり『アンフェア』の元になる『推理小説』も書かれているんですね。

ご自分で小説を書かれる力量もある方の脚本は、やはり本当にさすが!と思えるぐらい惹きつけられます。

誰が黒幕で、なぜこうも執拗に藤堂新一の社会的抹殺を仕掛けてくるのか、今はまだ全く結末が読めなくて、それがココまで夢中にさせてくれる理由でもあります。目が離せませんよね。

まずは、第2話のネタバレ感想から熱く書かせて頂きます。

裏ログを消し“ガキの使い”を操るのは誰?

前回のラストで、田嶋課長(ヒロミさん)から連絡を受けた藤堂(藤原竜也さん)は急ぎ会社に向かいます。横領疑惑をかけられ会社に入れない藤堂は、田嶋課長の手引きで非公式に会社に入り込みます。

田嶋課長の言葉通り、ミス・イレイズの裏ログは消されていました。表のログだけならまだしも、誰か裏ログまで消したのでしょうか。ここで田嶋課長を微塵も疑わないところに藤堂の育ちのよさが垣間見えます。

藤堂が呆然と画面を見つめていると、開発本部のパソコンのモニタに「TALK WITH ME」の文字が表示され、タイミングよく電話が鳴ります。藤堂はパソコンのモニタを確認し、素直に電話を取ります。非公式に会社に侵入しているのに、なかなか勇気のある行動です。

藤堂の予感通り、電話は藤堂宛でした。「ガキの使い」と名乗る電話の主は、自分は言われたことをそのまま伝えるだけの「ガキの使い」だといいます。そのため「お前は誰なんだ」とか「何が目的なんだ」という藤堂の質問は黙殺されます。

「ガキの使い」は誰かからの伝言という体で、”03012208751400“という14桁の番号を藤堂に伝えます。

ちなみに電話の途中で、藤堂の後輩である開発本部の五木(志尊淳さん)が部屋に戻ってきます。藤堂は慌てて電話を切って、机の下の隠れます。

あれ?伝言途中じゃない?大丈夫?と思いきや、律儀に電話を掛けなおしてきた「ガキの使い」からの電話を、業務外にもかかわらず律儀に電話を取る五木が、「わけがわからないことを言ってる」と言いながらもすべて復唱してくれたおかげで、藤堂の耳に届きました。みんな、真面目だなぁ・・・・・・。

真面目な五木くんは、田嶋課長への差し入れを田嶋課長と一緒に仲良く食べながら、もう一つ情報を提供してくれました。

婦女暴行で捕まったニセ藤堂の弁護を西条弁護士が引き受けるという情報です。

登場人物が絡みだしてストーリーが動いてきた

藤堂はさっそく西条法律事務所を訊ねます。

さんざん待たされた挙句に、邪険に追い払われることとなりますが、ただ一つ収穫がありました。西条弁護士(鶴見辰吾さん)は、藤堂が訪ねるより前に藤堂のことを知っていたのです。つまり、西条弁護士は自分が弁護しようとしている相手がニセモノだと知って弁護しようとしていた可能性が高まりました。

さて、件の14桁の数字ですが、一体何を示しているのでしょう。もしかして東京在住の方は数字を見た瞬間にピンときたかもしれません。藤堂はこの14桁の数字を電話番号+時間ではないかと推測します。

読み解くと、”03-0122-0875″の場所へ”14:00″となります。試しに公衆電話からその電話番号へ電話をかけてみると、そこは動物園でした。疑問に思いながらも、藤堂は素直に動物園に向かいます。この状況下で無防備すぎる気もしますが、他に手がかりのない以上、危険に身を晒してでも従うしかないと判断したのでしょう。

動物園に行き、自分とはまるで違う世界のような家族団欒の群衆の中、所在なく佇んでいると、14時を過ぎた頃、遠くに見知った顔を見つけます。藤堂の母親(黒木瞳さん)が藤堂の親友である小山内(玉山鉄二さん)を伴って、動物園を訪れていました。

「新一!」と母親から無邪気に声をかけられ、藤堂は戸惑います。隣にいた小山内に詰め寄ると、小山内もまたにこやかに「遅れるなんて、珍しいじゃないか。お前が誘ったんだろう?」と言います。昨日藤堂が母親を動物園に誘ったと、藤堂の母親から聞いたといいますが、もちろん藤堂に心当たりはありません。

戸惑う藤堂に、小山内は一つ相談を持ちかけます。自分の上司が藤堂のなりすまし事件のことを直接訊きたがっているので、会ってもらえないかというのです。断る理由のない藤堂はOKをし、今夜、行き着けのバー「KING」で会うこととなりました。

言うことだけを言って、小山内は去っていってしまい、藤堂はなし崩しに母親と共に動物園を見て回ります。傍から見れば、仲の良い親子の微笑ましい光景です。が、藤堂の頭には疑惑が渦巻いています。

「なぜか私の家に届いていた」と母親が藤堂に小包を渡します。差出人は「ガキの使い」でした。慌てて、母親から見えない場所で小包を開けると、中にはスマートフォンが入っていました。

連絡手段を奪われた藤堂にとってはありがたい品ですが、不審すぎて使えません。

歯並びに特徴のある“ガキの使い”は敵か味方か?

さて、その日の夜、約束どおり、小山内が上司の寺内を連れて、バー「KING」を訪れます。互いに名乗りあった瞬間、タイミングよく藤堂のスマートフォンが鳴ります。ガキの使いから送られてきたスマートフォン、非通知でかかってきた電話、取らないわけには行きません。

地下のバーを出て、地上で電話を取ると、案の定、ガキの使いからの電話でした。今回のガキの使いの伝言は「頼みがある。きいてくれるのならば、お前は自分を取り戻せる」というものでした。

藤堂は即座に断ります。わけがわからないながらも相手を明確な敵だと認識しているからでしょう。ガキの使いはさらにもう一つ、情報を提供してくれます。「お前を尾けている奴が4人いる」「こんなところで殺されないでね」と。

ガキの使いの言葉通り、気がつけば藤堂の周りには不審な4人の男がいます。パニックになる藤堂に、ガキの使いが「逃げろ!」という。藤堂はわけがわからないまま逃げ出します。

様子を見に来た小山内が後を追いますが、見失います。小山内は上司にリスケの旨を伝え、この場はお開きとなりました。

藤堂が誰かに追われているという状況に、小山内だけではなく上司もまるで驚かないところが不思議です。二人は追っ手を何者だと思っているのでしょう。

ガキの使いは「殺されないでね」といいましたが、男たちの身なりや身のこなしはヤクザというよりは公的機関の組織員のようです。

追っ手が4人から6人に増え、藤堂は抵抗空しく捕らわれます。

国家レベルの展開はさすが秦建日子の脚本

そして連れて行かれた先は、簡素すぎる、裸電球の吊るされた部屋。とても友好的な対話は望めない雰囲気です。そしてそこに現れたのは、眼光鋭い無表情が似合う神保悟志さん演じる鬼塚孝雄。

「相棒」ファンならば思わず「監察官!」と叫んでしまいそうな雰囲気ですが、今回の神保さんは監察官ではなく公安警察でした。

弁護士を呼んでいいと言われ、西条弁護士を呼んだ藤堂は、西条弁護士からそれを聴かされました。パーソナルナンバーは機密性の極めて高い個人情報です。それらを統括しているデータベースは国家機密に匹敵します。その国家機密を自由に見られる立場に、「存在しない」はずの人間がいるということで、公安警察が乗り出しただと。

そんな国家の一大事であれば、全力でなりすまし事件のカラクリを解いてほしいところですが、今はまだ藤堂が不審者側なのでどうしても藤堂側を責めるような扱いになるのでしょう。

公安警察でも後を追えなくなるほど、すべての痕跡を消し去ってくれるミス・イレイズ。恐ろしいシステムです。

恐ろしいことに、藤堂の周囲の人々もいっそう疑惑が増してきました。

  • 小山内は、総務省の派閥争いを勝ち抜くために、藤堂を利用しようとしています。常に藤堂の味方であるかのようににこやかですが、大学時代の写真を、藤堂だけ切り取るように破ったりして、憎しみのようなものさえ感じます。

  • 藤堂の大学時代の友人であるはるか(ミムラさん)は、まだ東京に出張中のようです。前回、藤堂の母親とコンタクトを取っていたはるかですが、今度は藤堂の婚約者(二階堂ふみさん)に近づきます。偶然を装って近づき、藤堂の家に入っていく婚約者を見つめるはるかの目は、どこか思いつめたような雰囲気です。

  • もう一人、大学時代の友人である斉藤(今野浩喜さん)は職場で金とグラスの入った小包を受け取っています。このグラスはひょっとして、前回、バー「KING」でバーテン(伊野尾彗さん)が採取していた藤堂のグラスではないでしょうか。

はるかは藤堂のことが好きで、斉藤ははるかに思いを寄せているようです。

ただでさえ、ややこしい状況に色恋が絡んで、いっそうややこしくなる予感です。次回も楽しみです。