「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」どこまで映像化できるのか?

「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」どこまで映像化できるのか?

原作の小説「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」は第21回日本ホラー対象読者賞を受賞した作品です。内容はホラーというよりミステリーですが、その凄惨さはなかなかのホラーです。映像化すること自体が大変チャレンジなこの作品、果たしてどのような仕上がりになるのでしょうか。

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原作の味はどこまで出せる?

内藤了さんの「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」(角川ホラー文庫)は既にシリーズ化されており、「CUT」「AID」「LEAK」「ZERO」の4作が出版されています。(ZEROは2016年6月に出版されている新刊です!)

内藤さんは今回の「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」がデビュー作ではありますが、今までにも「奇譚百話綴り」「霜月の花」「顔剥ぎ観音」など『幽』怪談文学賞で何度も受賞された経歴があります。『幽』怪談文学賞は怪談文芸専門文学賞です。つまり内藤さんの書くホラーは大変怖い!というお墨付きがあるということです。

ホラー描写に定評のある内藤さんの描く猟奇殺人事件は大変に凄みがあり、読むだけでトラウマになってしまうようなシーンもあります。そのため今回どうやってドラマ化するのだろうと原作ファンの間でも話題になっています。

とはいえ、今回の作品はジャンルでいえばミステリーだと思います。謎の連続自殺事件を追う新人刑事の、謎解きと成長の物語です。かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んだ被害者の謎を解くのは、何にでも七味を振りかけて食べる、ちょっと変わった新人刑事です。

原作でも個性豊かなキャラクターが人気のこの作品、どんなドラマになるのか、楽しみです。

波瑠の新たな一面が見られることに期待

主人公の藤堂比奈子を演じるのは、日本テレビの「世界一難しい恋」で柴山 美咲を演じた波瑠さん。可愛くも強い才女を演じた波瑠さんが、今度は刑事役にチャレンジです。

藤堂比奈子は、驚異的な記憶力を持つ新人刑事です。書類整理をメインにしていたのですが、ある変死事件をきっかけに捜査に出ることになります。一見明るい彼女ですが、心の闇を抱えています。「人を殺す者と殺さない者の境界はどこにあるのか?」という疑問を解決するために刑事になった彼女の心の闇を、波瑠さんはどう演じるのでしょうか。

ちなみに波瑠さんはzakzak by夕刊フジ (2014年9月19日)に掲載されているインタビューで、「悪女に興味はあります。毒を持っている人を演じてみたいです」と言っています。

藤堂比奈子は悪女ではないですが、出演作によって大きく印象を違える波瑠さんは、きっとこのドラマでまた別の一面を見せてくれるのではないかと思います。

藤堂比奈子と共に捜査する先輩刑事、東海林泰久は横山裕さんが演じられます。東海林泰久は殺人犯に並みじゃない憎悪を抱くアウトローな刑事ですが、原作ではちょっと頼りない面も見られます。

テレビドラマへの出演は2014年のフジテレビ系ドラマ「水球ヤンキース」以来という横山裕さんですが、横山さんは中卒で建築会社に就職したというジャニーズの中でも珍しい経歴の持ち主で、テレビ局にニッカポッカで出入りしたという伝説を持っています。

横山さんの自立心の高さは、意外と東海林にハマるのではないかと楽しみです。

ONに出演される豪華な脇役陣

藤堂比奈子の上司である捜査一課の班長、厚田巌夫は渡部篤郎さんが演じます。原作では頼れる刑事ではありますが男前のイメージではないです。渡部さんではちょっとかっこよすぎる気もしますが、石上女史との因縁も含めて、ドラマならではの展開を期待します。

石上女史、こと司法解剖のプロフェッショナル、石上妙子を演じるのは原田美枝子さんです。石上妙子は凄腕の検死官ですが、凄惨な現場の後に焼肉を食べに行くようなちょっと変わり者でもあります。

ちなみに原作では東大教授ですが、ドラマでは帝都大学の教授になっています。ドラマならではの配慮がちょっと面白いです。

そのほか、オタクな鑑識官、三木健を斉藤慎二さん(ジャングルポケット)が演じたり、キーパーソンである心療内科医師・中島保を林遣都さんが演じていたりと、なかなか豪華な顔ぶれです。

凄惨なシーンも多く、映像化が難しいと思われる作品に果敢にチャレンジするのは、主役、脇役ともに実力派揃いの俳優さん達です。コミカルなシーンも多く、ドラマならではのストーリー展開もあることなので見ごたえのあるドラマになりそうです。

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